しろとかげ

謎に包まれた一軒家　そこになぜだか僕は倒れてた
とりあえず玄関をあがってさ　リビングへと踏み入れた
不思議違和感しかない部屋には　ダイニングテーブルが１つあり
けれど椅子は１つしかない様子　テレビ台にテレビもない
キッチンには調理道具もなく　ただ調味料が散乱していた
小綺麗で使われてない模様　冷蔵庫...

扉を開けても場所ない　ココドコ
座っていることもできない　イスナイ
誰かの耳にも届かない　キコエナイ
空気が悪くて呼吸ができない　イ　イ　イ　イ
私の瞳は地面と　トモダチ
布団で寝ても消えない　モヤモヤ
３Ｄの世界じゃいれない　オクユキ
光で紡がれた二次元（ワールド）へ！
知ってはいるの
生きるため...

削られていく　鉛のよう
僕の足が　少しずつ
振り返るけど　なくなっていく
僕の軌跡
目をふさいでいく　他人（ひと）のせい
脚光など　浴びないよう
薄目を開ける　まるで僕は
透明人間
誰も見ていない
誰も気にしていない...

才能をくれ！
容姿端麗悪くはない
バズるほどキラキラのこの美貌
これってもうそこそこイケてない？
けれど人生全イケてない
器用貧乏なんて有り得ない
でも全然1位が取れてない
カリスマ的存在のはず
見れどフォロワー全然増えてない
みんなの見る目がないだけだって...

踏み出した一歩が 地に着かなかった
周りにいたはずの 人がいなくなってた
ろくに手も動かなくて 歩けもしないんだ
気づけば目の前は 真っ暗な暗闇
置いていかれたのか
追い抜いたのか
わからなくなって
ガンガンガンガンガンガン 響くは罵詈雑言
信じた人や世界がぐるりと回っていく
ビュンビュンビュンビュ...