深草 奏

3秒待ってあげるから
「YES」か「はい」か答えなさい
もう金輪際私を
がっかりさせたりしませんね？
勘違いしないでよ
あなたの代わりはいくらでもいるの
私が右を向けと言ったなら
一生右を向いていればいいの
あなたに選ぶ権利などない
黙って従っていればいいの...

何気ない毎日の会話に
ふいにふと感じる幸福感
笑ったり泣いたり
怒ったり騒いだり
そんな普通が
嬉しいよね
時計は止まらない
季節は巡って
寂しいさよならもあるね
だけど...

暗い暗い部屋の中で僕はひとり君を待ってる
深い深い海の底へ沈んでく夢を見てた
際限なく歴史は繰り返して
僕らは渦に飲み込まれ
明日も不確定なままで
手に入れたものはどこへゆく？
忘れ去ったふりしたって
頭の中は澱んだまま
いつだって偽って
思った通り君は来ない...

ねぇ気に食わないって顔してんじゃん？
言いたいことあればさあどうぞ
ああ自分が引けば万事解決
それかっこいいなんて思うの？
さあちゃんとあたしの目を見て
つまらない釈明吐きなさい
ねえどうしたの黙ってないで
早く情けない声で鳴いて
ああいつだってそうよあなたは
あたしを心のどこかで...