水劉

ワイングラスを傾け
微笑む貴方
その顔の下には
いったい何を隠してるの？
化けの皮をはがして
今すぐ晒してあげる
その綺麗な顔を
歪ませ泣いて見せて
みっともない顔を見せてよ
その澄ました顔は...

白馬の王子様　カボチャの馬車
みんないないと言うけれど
サンタさんがいるんだもの
王子様だっているはずよ！
「いつまで夢見てるの」
「早く現実をみなさい」
ママはいつも言うけれど
私ちゃんと現実みてるんだから！
あぁ早く迎えにきてよ
私ずっと待ってるんだから...

世間様の言う愛ですが
とってもくだらないものなのね
慈しみとか思いやり
あぁ　なんてくだらないの
そんなのもっててどうなるの？
どうなるの？　ねぇどうなるの？
そんなに大事なものならば
教えて頂戴　さぁここで！
そんなものが愛というの！
あぁなんて小さいものかしら...

唄紡ぐ　言の葉よ
旋律刻む　琴の音よ
たおやかに　花咲かせ
今地に還らん
ひらひらと　舞い落ちるは
彼の人　奏でる　旋律よ
花咲き乱れるは ...

休日の昼下がり
暖かい日差し　優しい匂い
紅茶の香り　クッキーの味
テラスでお茶会
穏やかな時が流れる
今日も君とテラスで
紅茶を飲む
些細な事を話しながら
君とお茶会
休日の昼下がり...

傍にいる 　それだけでいい　　
笑いあえる　それで十分だから　
貴方と一緒に居れればいい
少しの間　君がいない　
君は平気？　
寂しくない？
離れていても心は繋がる　　
傍にいなくても　　
心はいつも繋がっているから　　
寂しくないよ　...

【暗い暗い森の中　
そこから聞こえるは楽器の音色　
そこにいるのは　狂演者　
狂った笑みで　舞台を演じる】
楽器を奏でる小人たち　　
歪な音色　　　　
歪んだ旋律　　
何を思い小人は演じる　
黒い服着た踊り子　　　
金の髪揺らし　踊る　　...

詩人は語る
この世に真に美しい物などない
あるのは醜い物ばかり
歌姫は語る
この世は美しいもので満ちている
醜いものなどないのだ　
双方の意見は食い違い　
やがて波紋を呼ぶ　　　
互いの信じるものを　　
貫くため　　　　　　　...

愛してなんて言わない
言えない
だけど貴方の傍にいさせてほしい　
どこで間違えたのか　　　
それはわからない　　　　
けど昔には戻れない　　　　　
大きく変わった　私たちの距離　　　
近いようで　ほんとは遠い　　　　
ただ傍に居たい　それだけな...

1
1つ忘れた　あの花を
2つ忘れた　私の居場所を
この花も　あの花も　
全て　わからない
あの場所も　この場所も　私の居場所じゃない
あれはなんて花？
ここは何処？
わからないことばかり
大切な記憶...