【帯人お誕生会2019】六花-rikka-
今回はたいと(ちび)がうたいますっ。
ほのかにBL腐向けCP要素あり。赤帯が苦手な人は回避して下さい。
ふるるう…
降る 凍える 篩う いろいろ。
意味のある言葉の文字を混ぜようとして思いつたのはいいけど、ちゃんと伝わっているだろうか。雪・涙・雫・氷・心・思い・想い・体・存在・大気・声。
雪の降るある日の朝、桜吹雪のように地面を舞う雪の姿を見て。
その雪の結晶が、めずらしく綺麗なまま六花の姿をしていて、熱で溶け消え。
大地が寒さに凍てついているからこそ、六花は舞う。
そして雪の積もった、その下の大地は温かいのだと。
鉛色の空、見えない大気の雫が凍りついて、落ちる…
風に吹かれ塵と混ざり、日差しに負けて、幾度も消えゆく。それでも・・・
帯人は桜、たいとが雪の結晶。
AKAITOの10th「冬空の雪」と対になる曲です。
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六花-rikka-
うた:たいと(ちび)
あなたの傍に届く 僕は きれい ですか。
鉛色の空に 浮かび続け たゆたう 水滴
風に吹かれ 流れて 誰の目にも触れず ただそこに
凍える夜 明けた朝 日差しのない午後
こらえきれず 落ちて ふりそそぐ
あなたの傍に 行くまでに
冷えて かたまった 空の滴(しずく)
静かに 落下していく その過程(みちすじ)で
汚れ くずれ 歪み いびつにふるるう姿を変えて
その姿は あなたに届くまでに
届いていますか この焔(ひ)が熄(や)む前に
その手に触れるまで その腕に縋(すが)るまで
ゆらぎ 流され どこかへ 消えていく
やっと 届いた そのときには
僕は綺麗ですか
どんな姿ですか
どう映りますか
見えますか
沁み込む最期を見届けてもらえますか
あなたに・・・