winston

眠りにつく前に何か探してた君と
籠の中手を伸ばして今日にしがみつく
開かない瞼擦り　あの丘で一人
閉じ籠る青い箱には　街が映ってる
いつも傍にいた
二人笑ってた
支え合ってたはずなのに
風に包まれて空と混ざり海に溶けたい
この時間　この場所も
私の事など忘れていいから...

粉雪を払い落として
今日何度目かのため息
今人混みの中では
探した背中見つからない
ポケットの中で
響いた時計と
未だ震えない
携帯電話も
それは大切な人へのプレゼント
心を込めた宛名が滲んでいく...

暖かい日差しに誘われて
今日も一日頑張りましょうと
この村に来た時思い出して
あなたの右手そっととってみた
晴れ渡る景色
輝き跳ねる水晶のような
弾けてしまうその儚さに
似た私の願いを聞いて？
ここから始まる私たちの夢
故郷を遠く離れたこの北の大地で...

闇に笑う月と温もり奪う夜風
孤独を耐え忍んで得たものは？と自分に問う
季節外れの気分と季節外れの想いと
祭りに浮かれていた喧騒の残り香が
何かを求めてる私を見下して
どこか震えているどこか示す指は
引き返すこと強制している
縛り付けてくるいつかの思い出達は
私の想いを酌んでくれるの？
探せば探すほど...

大切な気持ち　表す手段探してる
いつか誰かに伝える時が来るんでしょ
怯え震えて　儚く淡いその願いに
光が降って　心のプリズム砕けるよ
その氷溶かすため
空元気？気にしない
いつかを今に変えるため走るんだ
描いてみたよおまじないをね
今日の為に
積り、吹かれ、踏まれても...

届いたよ　君の叫び
僕のいる世界へと
すぐに迎えに行くよ
授かったこの翼で
君の居場所なら
風が教えてくれたよ
さあ一緒に行こうよ
僕らのための夢の世界へ
そこじゃ誰も君を傷付けたりしないから
たどり着くまでずっと、ずっと...

君の視線の先で
閃いて消えた流れ星
その瞬間少しだけ嫉妬した
お日様が沈んで僕たちだけの丘
他に誰もいない僕等だけの空
繋いだ手の温もりが伝わって
空に奔る塵の残滓
願い事は伝わったのかな
きっと願いきっと僕ら
きっと同じさきっと叶えよう...