秋香る刹那
秋香る刹那
夏が終わり、秋を迎える。
二人の関係は夏と共に終わりを迎えた。
私の望まない形で。
何気なく開いたスマホの写真フォルダ。
そこには、夏に撮り溜めていた二人の写真。
海、祭り、向日葵畑、花火、そして二人の写真。
写真は鮮明に写っている。
だけど私の記憶の画像は掠れ、色は褪せている。
気持ちがぶつかり合う。
忘れたい過去。
忘れたくない思い出。
【歌詞】
暑い日差しの下 風に靡く花が
手を繋ぎ歩く二人を囲て笑ってた
画面の向こう側 いつの間にか色が
少しずつ褪せり消えてく風景と二人の姿
描き続けてきた色と形がくすんできたの
だけど諦めれずもう一度だけ描き叶えたいの
それは熱く厚い 夏の記憶の中で
二人並んだ時間と過去
手を取り君を連れたあの日の温度が
記憶の中 君は振り返る事も無く
君が去り行く影と現在(いま)
秋が香る今 この刹那に溶けた
思い出したあの風景と
忘れられない温度が
重なり合い蘇った君の顔
色付き出した花達と
取り残された私が
虚しく作り出した世界へ
深く根付いてしまったあの言葉が思い出させるの
そんな事忘れて次の未来を描き歩みたいの
今は古い時間が 秋の香りを纏い
蘇る過去の君と私
夏の陽と沈みあの日に捨てたの
進む時間(とき) 私振り返ることもせず
明日を迎える時が来る
秋が香る今 あの未来へ 歩め秋香る刹那
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