ポイント・ネモ / ヨミライ

ポイント・ネモ BPM199

- Lyrics -
ポイントネモで死んでいく
ポイントネモは死んでいく
2700キロの先に人の影
後ろに飛んでいく景色に顔が剥がれる
最低だって突き飛ばしてくれよ

僕の嫌いなものを君も嫌いだったなら
僕の絶望に君も絶望をしていたなら
何のために明日を生きていく
誰が僕を欲しがったんだ
クラゲが漂う空の中

落ちた落ちた影が落ちた
寄ってきた人は空の彼方
もう少しでここに来れるなんてなんて
醜いことだなんてなんて
煩いものか

見えないフリして死んでいく
ポイントネモで死んでいく
誰にも知られずに死んでいく
身振り手振りだけご立派に
悲しまなくてもいいじゃんか
先延ばしやめてさよならって言えよ

息もしづらくなってきた
もう泳げないみたいだ
目は冴えてるのにこの意識が何だか勿体ないや
深海の底に何がある
人の心よりもっと気になる
可視光線が僕の手を離す

吐いた吐いた君を吐いた
潰れる肺から命が出来た
もう少しで楽になれるなんてなんて
静かな所だ
なんてなんて綺麗なものか

青く光ったら死んでいく
ポイントネモで死んでいく
思い出されずに死んでいく
80億人が忘れても
君だけに刻まれりゃ良いのにな
それだって僕を潰すためのエゴだ

ポイントネモで待っている
ポイントネモは待っている
もう手遅れだったみたいだ
顔を隠して泣いている
君が見えないんだよここからじゃ
3000m下の僕には

寄り添う振りして突き放す
ポイントネモに沈んでいく
屍になった後の僕だ
青く光ってる君の音が
物言わぬ胸に差し込んでいく
それでも僕は
ポイントネモで死んでいく
ポイントネモに死んでいく
君にも知られずに死んでいく
最期選んだこの場所が
誰よりも僕を抱きしめていた
今そっちに帰りますから神様