家の前（カラオケ音源）

アボカロ avocalo

家の前
作詞作曲：アボカロ

朝の光に滲む痕
見慣れた形のあの汚れ
繰り返される無言の侵略
嫌悪感だけが胸に広がる

誰の仕業か知りたいけれど
犬影だけが夜を巡る

家の前に刻まれた印
流しても消えないその記憶
静かに積もる不快の声
誰にも伝わらない私の叫び

帰宅のたびに見つける痕
乾いた地面に残る模様
見知らぬ犬の犯した罪が
私の家を汚していく

見張ってみても気配はなく
朝には必ず増えている

家の前に繰り返す侵略
追い払うたび増す憎しみ
顔も知らないあの人たちの
無関心さが胸を抉る

ついに見つけた朝の影
散歩する人と犬の姿
声をかけても気づかないふり
「犬だから仕方ない」で済ますのか

家の前に刻まれる不快
守りたかった私の誇り
こんなことで壊される平穏
それでも私は抗い続ける