山粧う時の風
艶やかかに しかし激しく装う姿を舞い踊らせる
情熱的な舞い 奏でるワルツを遠き地へ

山粧う時の月
艶やかな姿と より美しく上品に映し出す
水面に見えるその姿 壮大に晴れ着を見せつける

心舞うこの流れ 刹那を刻まんと願う者

山粧う時の風
艶やかな着物 しかし激しき舞いが肌を露わとする
最後の一舞 この劇場のエピローグとならん

山粧う時の月
艶やかな姿を もう見れぬ晴れ着を照らし出す
幕下りし刹那(とき) 名残惜しそうに姿を見守らん

冷たく肌を伝う風 時の流れは山眠らせん
巡りゆく流れは 山笑わせ 山滴らせ・・・
そして再び 山粧わせる

眠りつく晴れ着脱ぎし山 未だ見ぬ晴れ着を夢見つつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

粧う山

久しぶりに投稿してみた果物です。まあ、詩しか書けないのはご愛敬、と。

今回はちょっと気になった季語を使って書いてみました。「山粧う(山装おう)」この言葉を見た瞬間に運命的な出会いを感じた気がしたので。

季節の風情を感じて頂けたら幸いなのですが。

閲覧数:147

投稿日:2008/11/01 23:12:18

文字数:307文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました