ジャケット

00:00 / 05:11

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アルファルド

友人・さくのに作詞してもらいました。
小学生の頃使っていた自由帳の世界に入ってしまった、若い女の子のお話です。
彼女はその世界で、アルファルドという少年に出会います。
それは、彼女が小さい頃に自ら描いた少年に他なりませんでした。

<アルファルド>
なにもかもから逃げたくなった静かな夜に
月のひかりがぼんやり部屋を照らした
幼いころに使ってたノート
休み時間につくりあげた戦争ゲーム
懐かしくて開いてみると「ようこそ」の文字

意識遠のき気がつけば
銃声鳴り響く街 
見覚えある男の子
あなたは昔 私が描いた・・・

ねぇアルファルド あなたでしょ? 
男の子は答えないまま
ねぇアルファルド ここはどこ
どうしてわたしここにいるの
ただわたしの腕掴んで走り出した
ここがどこか教えてよ

逃げた先には 渇いた街の冷たい昼下がり
日のひかりだけ この部屋唯一のあかり
大人になったわたしは理解できなくなった
休み時間の戦争ゲーム
残酷だよね 奪った命それが点数

ないはずなのにここにある
鮮明な血のにおいが
わたしの現実なんだ
いやだよ誰かここから出して!

ねぇアルファルド 何してるの
どうしてあなたはここにいるの
ねぇアルファルド 聞いてるの
男の子は答えない
ただわたしにナイフを向けて微笑んだ
わたしの声聞こえてる・・・?
 
こうして世界は閉ざされた
わたしの海が広がって
溺れるみたいに眠くなる
最後に聞こえたさよならに
「またね」

ねぇアルファルド 聞こえたよ
あなたが私に思い出させた
ねぇアルファルド わかったよ
どうしてあなたが戦うのか
私の創ったノートの世界が
終わらないように 繰り返して・・・

頬伝う雫 ノートにぽたりと落ちた
差し込む太陽 明るく部屋を照らした

閲覧数:289

投稿日:2009/10/04 20:50:25

長さ:05:11

ファイルサイズ:7.1MB

カテゴリ:音楽

クリップボードにコピーしました