過ぎてく町並と
君と僕との毎日
新しい場所では
何が待っているだろうね？

いつも一緒だったのに
もうお別れだ

さよならなんて言わない
だってまだここには
君と僕との思い出
鮮やかに残ってる

撮り立てのこの写真
いつか古びてしまうの？

「不安だらけ」と言っていた
それは僕もだ

さよならなんて言えない
そんなことをしたら
君と僕とのつながり
消え去ってしまいそうで

「さよならだって言えるさ」
そんな嘘を吐いた
「それなら君も一人で」
君は笑って進む

サヨナラよりもありがとう
僕も歩き出そう
もうあの頃に戻れない
だけどつながっている



【読み仮名】
すぎてくまちなみと
きみとぼくとのまいにち
あたらしいところでは
なにがまっているだろうね？

いつもいっしょだったのに
もうおわかれだ

さよならなんていわない
だってまだここには
きみとぼくとのおもいで
あざやかにのこってる

とりたてのこのしゃしん
いつかふるびてしまうの？

「ふあんだらけ」といっていた
それはぼくもだ

さよならなんていえない
そんなことをしたら
きみとぼくとのつながり
きえさってしまいそうで

「さよならだっていえるさ」
そんなうそをついた
「それならきみもひとりで」
きみはわらってすすむ

さよならよりもありがとう
ぼくもあるきだそう
もうあのころにもどれない
だけどつながっている