(錆びた歯車みたいに
君をガラクタにするなら
いっそ僕は砕けたいけど
きっとそれは違うから
奏でろ、最後のメロディ)

白い、白い
広い部屋で息を忘れる
狭い、狭い
僕の世界が霞んでいって
涙、落ちた
君の涙が頬を焦がした

この胸のオールゴール
もう響くことはないけれど
2人描いた総譜(フルスコア)が
錆びる事はないから

大丈夫
あの日の出会い
あの日の告白も
全部、奇跡じゃない
確かな温もりがあって
分かってる
あの日の喧嘩
あの日の約束も
全部、全部、全部
僕を奏でてくれた
大切なメロディだから


すっと見えた光に
ふと手を伸ばしたら
君の掌(ぬくもり)に
包まれて
ほら、僕の行き場所は
つまらない天国(ところ)
なんかじゃないだろ


ありがとう
あの日の僕を
今日までずっと僕を
愛してくれて

ありがとう
あの日の朝を
あの日の夕暮れを
ずっと離れずに
ずっとそばにいてくれて
ありがとう
あの日の笑顔
あの日の泣き顔を
ずっと、ずっと、ずっと
僕に守らせてくれた
大切なメロディ、今も
ずっと奏でられるから

ありがとう