あれは9月のことでした
山は染まる金色に
秋の風に吹かれて
鮮やかさを増しました
心は山の木々らに
色を奪われ果てました
灰色の頭の中
荒れ狂う銀杏と私

逃げど逃げども追ってくる
人々の嘲る声が
私は駆け込む木の下
金色に染まるいちょうの下

さあこれからどうしよか
いちょうは寂しく舞い落ちる
ひらありひらりゆらりら
灰色に映えるいちょうパピヨン


風は冷たく吹き過ぎ
金のパピヨン飛ばしました
残るのは侘び寂びの
途切れ途切れの梢達
私の心は見る木の
途切れ途切れの梢
吹き付ける秋風は
通り過ぎる冷たく

さあこれからどうしよか
風を受けもできなくて
ひらありひらりゆらりら
風になびくいちょうパピヨン

季節は冷たく過ぎ去り
金の景色も銀となる
残るものを振り捨てて
白地に描く紅色パピヨン

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ginkgo-papillon

閲覧数:21

投稿日:2014/12/28 16:42:18

文字数:351文字

カテゴリ:歌詞

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