月影に揺れる薔薇


鮮やかな花園を
月光が染めてゆく
許されぬ結末を
待ち侘びた花 一輪(ひとり)

輪廻を絶つ鎖
傷跡をなぞる涙は乾いて
閉ざされた楽園
私が望んでた終焉(ラスト)

偽物の箱庭
歪んだ愛の牢獄に繋いだ
重く淀む夜に
浮かび上がる影はだぁれ?

貴方の花園にただ一輪(ひとり)咲き誇る花
私は夢見る青薔薇(ブルーローズ)

愛ゆえに引き裂いた
幻想にくちづけて
受け止めて この心
痛みさえ厭わずに


腐敗する真実
肥沃な花壇に眠った哲学(フィロソフィー)
貴方の瞳(め)の奥で
弾けた星に手を伸ばす

何度も巡り逢い その度に離別に泣いて
私は今更 気が付いたの

共に在る愛しき日
絶望を青く染め
この腕に掻き抱く
過ぎ去った温もりを


愛ゆえに引き裂いた
現実を葬るの
幻惑に身を任せ
青く咲く薔薇だから

楽園に月が降る
鼓動すら響かずに
背徳に夢現
青白き薔薇 一輪(ひとり)


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あざやかなはなぞのを
げっこうがそめてゆく
ゆるされぬけつまつを
まちわびたはな ひとり

りんねをたつくさり
きずあとをなぞるなみだはかわいて
とざされたらくえん
わたしがのぞんでたらすと

にせもののはこにわ
ゆがんだあいのろうごくにつないだ
おもくよどむよるに
うかびあがるかげはだあれ

あなたのはなぞのにただひとりさきほこるはな
わたしはゆめみるぶるーろーず

あいゆえにひきさいた
げんそうにくちづけて
うけとめてこのこころ
いたみさえいとわずに


ふはいするしんじつ
ひよくなかだんにねむったふぃろそふぃ
あなたのめのおくで
はじけたほしにてをのばす

なんどもめぐりあい そのたびにりべつにないて
わたしはいまさら きがついたの

ともにあるいとしきひ
ぜつぼうをあおくそめ
このうでにかきいだく
すぎさったぬくもりを


あいゆえにひきさいた
げんじつをほうむるの
げんわくにみをまかせ
あおくさくばらだから

らくえんにつきがふる
こどうすらひびかずに
はいとくにゆめうつつ
あおじろきばら ひとり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月影に揺れる薔薇

しろやぎRさんの【初音ミク】無題作詞募集(ROOK_ポップス)への応募作です。

http://piapro.jp/t/0ws_

@歌詞について
病んでる(笑)
薔薇な少女とそのご主人の愛憎劇的な感じです。

2014/06/08
全編完成しました!
一番は基本変えていませんが、サビラストの語感が嫌いで入れ替えました。
後半はよりダークさを加えてみました♪
青い薔薇は不可能の象徴(今は遺伝子組み換えで存在しますが)だそうでそのイメージで作詞しています。
彼女は半永久的に死者を生きている者として愛し続けることを選んだ、といったストーリー?です。
愛憎から純愛(なのか?)へ変わりました。

閲覧数:416

投稿日:2014/06/08 13:27:16

文字数:903文字

カテゴリ:歌詞

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