春の朝は眠いから寝坊
夏の夜は暑いから寝不足
秋の夜は長いから夜更かし
冬の朝は寒いから遅刻
布団は我が物
触れるでないわ!
時に縛られる小さき者と
私を同じと思うのか?
星の中心は大陽だろうが
時の中心は私なのだと
毎日毎日説いて聞かせても
嗚呼、嘆かわしやお前は今日も
布団を剥ぎにやって来る
春は曙
夏は夜
秋は夕暮れ
冬は朝
素晴らしかろうが過去の事
眠らず迎えた朝は憂鬱
白けた空は眠気で朦朧
耳に囁くのは風音でなく
微かにしつこい蚊羽のみ
鈴の音響かせ歌う虫の声
無骨な音に掻き消され
雪の静けさ感じることは
溶けた逝き先泥まみれ
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