靴先まで伝わってくる寒さにも慣れなくて
一人の駅いつもより冷たさが包んでくる
些細なことで怒らせるのは意味ないことわかるけど
言葉が独り歩きだす 二人を遮るように塞いでしまう日が続いてく
畳の匂いに誘われて 鏡の前で何度も試し合う
通り雨止んだ若葉の午後 花曇り
初夢過ぎた後の街を映している
重なり合う影のような恋心にも似た思いだけ
君の中に潜っていかないかって 一度だけ夢見てた
正しい生き方さえ身についていたら 君のことだって捨て去っていけるんだよ
寂しい日の音 かげろうみたいに懐きつつ
初夢の中 また君が笑う
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