天へ届くように 手を伸ばす冷たさ
声も聞こえない 呼吸(いき)もできない
泡音だけ 揺れた

密か走る列車 行き先を忘れて
朝も夜もない夕日の国へ
連れていって 僕を

花の歌が 沈む湖
かたく蕾んだままで
まだ眠り続ける
その花はひとひらの
甘いゆめ


金の鳥篭では 満たされないと知った
硝子の瞳に 映す果て無さ 
透明な 青さ

どんな色の 歌を纏えば
愛にふさわしいだろう
まだ誰も知らない
その花は水底で
泣いている


 夕日の向こう 花が降る街
 なくさぬように 壊されぬように
 連れていって どうか どうか


花の歌が 眠る湖
いまも痛みに耐えて
ただ伸ばす指先
伝わない 涙でも
気がついて

まだ誰も知らない
その歌は僕の中
鳴り響く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

花音

カノン。
花のなかで繰り返し繰り返し流れ続ける歌。

閲覧数:167

投稿日:2012/08/20 19:41:21

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • ウインディー

    ウインディー

    ご意見・ご感想

    花が歌うってこういう感じなのかもしれませんね。
    スペースを使って一つずれてる部分いいですね。
    私、真似するんだ…

    2012/08/20 20:13:21

    • ノイズム

      ノイズム

      ありがとうございます!
      ずれてる部分は、ぱっと見てCメロってわかるようにしただけなんですw

      2012/08/20 23:14:13

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