屋上に転がって
五線譜を空に描いてる
胸に鳴った音を雲に隠したくて

明日なんて信じない
昨日だってもう恨んでる
行く宛て失って掠れた今日を歌う

痛みに枯れた感情
妬みに焼けた葛藤
溢れる青さに濡れて立っている

心を埋めた嘘が空に奏でたから
散りばめた音が重なる時を待つ
泣き濡れた雲は遠く流れるのに
重くなった声が耳を裂く

西の空に向かって
戻らない虹を待ってる
哀しくて微笑んだ
「君になりたかった」

風に抱かれるように
雨音は胸を飲んでいく
あの日くれた言葉 忘れないように歌う

弱さに慣れた感傷
怖さに避けた雑踏
地平の彼方に揺れて立っている

黒く潰れた嘘が青に溶けていく空
鈍くなる音が澄んだ光を舞う
いつだってどんなだって晴れたならいいのに
冷え切った声がまた疼く

ああ、そうだよ
自分のことなんだ
広い空を眺めている
誰もくれることのない夢を探している

耳を澄ませて聴いた心のノイズは
歌になっていた

今日をくれた言葉 強く信じたなら
ありふれた音は魔法の歌にもなる
泣き濡れたっていいか 高く空見上げて
息を吸い込んだ
まだ、君に聴かせるから

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ココロノイズ

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投稿日:2020/01/31 14:46:41

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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