あの時出会った私たちの距離は1m
目をあわせてもすぐ逸らしてる
人見知りな君にそっと私は話しかけた
はじめまして 名前は?
君は俯いていた顔をあげて私を見た
「名前は ない」
君の言葉が理解できなかった
あの時話した私たちの距離は30cm(センチ)
不思議な言葉を発する君は
私にとってはもう友達だった
私たち 友達?
ぼんやりした顔の君は口を動かした
「そんなの しらない」
君の言葉は突き刺さった
あの時知った自分たちの距離はゼロ
心臓の奥から聞こえる声
冷たい台詞(セリフ)は全部私だったの
私には友達がいない
脈を打つ音が嘘でないから
私は妄想だってしてしまうの
頭を巡る気持ちが嘘でないから
涙が出てしまうの
「さ み し い よ」
あの時思った君との距離は夢幻
君の声は偽りじゃなかった
「もし居たなら君が良かったよ」
私の疑問に答えた君に
脈打つ鼓動が捕らえられた
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