【初音ミク】ダンデライオン【オリジナル】

曲・詞　ちゆづき

咲く場所を間違えたなんて
そんな風には 思いたくないから
今日も願い続ける

街の片隅でひとり ただ空を見上げている
辛うじて見えるそこには
求めている物は無い

たとえ涙を流しても
誰の目にも留まらなくて
埃っぽくて噎せ返ろうとも
滲んだ先には何も無くて

咲く場所を間違えたなんて
そんな風に思いたくなくて
見えない太陽を探し続けてる
誰かの視界に映りたくて
精一杯背を伸ばしてみるけど
こんなちっぽけな僕じゃ叶わない…

冷たい風吹き抜ける夜 ただ空を見上げている
灰色したその先には
輝きすら見えない

こんなにも 近い場所に
確かに 存在している
誰かの温もりに触れていたくて
両手を伸ばしてるのに

全てが無意味だったなんて
そんな風に思いたくなくて
まだ見ぬ未来を信じ続けてる
精一杯背を伸ばしていれば
いつの日にか気付いてもらえると
信じて…

咲く場所を間違えたなんて
そんな風に思いたくなくて
吹き抜ける風に想いを乗せる
確かにここに居た証が
太陽の下で一面に咲きますように
願って

そしていつの日にか
「綺麗だね」と言ってもらえますように


アスファルトの割れ目に咲いているタンポポを見つけたんです。