
♡♠暗い空吠える声に向かって
手を伸ばしたひとひらの光
「同じだよ、同じだよ」
にわか雨そこにだけ目を背け
♠暗く短い自分の世界。それが全てだと思ってました。
窓から差した光それすらも偽りであると信じて
♡外から見てたその場所は、とても、とても薄暗くて。
真ん中のそこ、聞こえた声に導かれるようにして出逢った
♡鏡合わせにとても似た、互いの背を追う月と太陽
♠わたしと違う(♡わたしと似てる)
♠その追いかけた♡背中に
♠縋ってみたくなりました
♡宵闇暮れる空だけじゃ寂しい。見渡せば素敵なものがそこにある
「こっちに行こう。手を出して一緒に!」
身震わすあなたにそっと手を延ばす。
♠薄明りすら届かない檻の中、差し込んだ光は少しまぶしくて
同じ向きで合わさった二つの手、握れない事実が心縛り付け
着飾った檻抜け出せたなら…
♡伸ばした手を一度引いて、手のひら見てため息ひとつ。
少しの距離が届かないよと。振り向いて背中に呟いた。
♠鏡合わせのようでした。並んで背比べ月と太陽。
♡心の鼓動、それすらも聞こえる距離の声
♡聞き遂げてみたくなりました。
♠顔を合わせず握られた二つの手、背中越し伝わるあなたの体温。
「心の先待ち続けています」
離れずに包むように繋がってた。
♡月が消えた暁闇(あかつきやみ)の中、明けていく光は少しまぶしくて
延びた影の先ヒトリオオカミの檻。閉ざされた扉は少し開いてて。
♠もう一度だけ、手を差し伸べて。
♠暁光(ぎょうこう)差す二つ影交わる。
頬の上一つの線で結ばれた。
♡離れそうになった二つの手もあなたの声に誘われて繋がって
♡宵闇の中一人歩くのなら、その横で同じ景色を見ていたい。
「こっちに行こう。いつまでも一緒に!」
身震わす私の手をあなたがとる
♠薄明りすら届かない檻の中、差し込んだ光は少しまぶしくて
振り返り際閉ざされた扉見て「もう居ない」そう語るヒトリオオカミ。
♠♡明けた空は少し蒼くて
♠♡暗い空吠える声に向かって
手を伸ばしたひとひらの光
「同じだよ、同じだよ」
にわか雨そこにだけ目を背け
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