ただ見透かされていたかった
深夜の確信犯
もっと夢を見ていたい
不安定な夜更けを望んではまた
焦燥を飲み込む

開いた瞳孔が捉えた
染まるはずない荒い日々を
3秒先を歩いた
「まだ眠らないで」
散りゆく花　見届ける前に

何処にも行けない事はとうに
わかっていた
踊らされては道連れにして
フォーリン　フォーリン
それが心地よい事
僕らだけの秘密にしておこうよ
足りない鼓動は全部
切り取っていって
淀んだ貴方が冷たくなるなら
孤独を飲み込んではさよなら
「mayday mayday」
また一人　声を枯らした

触れてしまえば壊れそうな日々
恐怖はより速く伝染する
操られてはまた安堵して
間違いばかり愛してしまうな
貴方のことも

見向きもされない事は
とうにわかっていた
鈍い痛みで貫いていて
フォーリン　フォーリン
「それが心地良いよ」と
僕らはうそぶいた麻痺と同等
足りない鼓動は全部
切り取っていって
淀んだ貴方が冷たくなるなら
どうかどうか
貴方だけはこのまま
世界の行方
知らないままでいて