
水の中から込み上げた
夢の滴がよぎるまだ暗いうちに
眠る街まで流れてしまいそうな
浩然と過ぎ去る時間
一個のオト乗せ 十個のシアワセ
まどろむ明日を超え 風を沈めるのさ
水の光が心潤しさんざめく明日に
また安らぎをくれるのさ
いつもの空が彩られてゆく
まるで波が踊り出すように
月に照らされ燃え立つ蛍
泉の声がひとりきりの僕に
忘れていた音をくれるの
どこか遠くでこだましてる
水蓮の音が輝きを帯びる
静かな日々で溶け込んでしまいそうな力が
水に語りかける
沈んだ心、果てのない道
手探りだけを頼って光を探すのさ
澄んだ景色は心弾ませ
嵐を知らない今日が
歓迎してくれるのさ
小さな思いが遠くまで広がり
明日を繋ぐ沫を生み出し
水面に映った大きな空が
着の身着のままで裸足で走る
私を守ってくれるの
名を呼ぶ声が遠くから聞こえる
古い記憶、波を立たせ出し
少し近づいた地平線が
2つの世界に色をつけ
同じ日が動き始める
いつもの空が彩られてゆく
明日を繋ぐ沫を生み出し
何も変わらない広い景色
濁らない朝、包み込む夜
ここはもう雲ひとつない
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