夜の帳が降りて 銀の星は輝く
静寂に包まれた 気高き孤独を抱く

触れた瞬間 崩れて消えてしまった
夢と現実は交わらない

差し伸べた掌に 人々は託した
信じられるものを信じていたいと
月が浮かべた雫 また一人眠ろう
熱を冷ましたこの痛みが疼かないように


荒野に咲いた花は 渇きを覚えている
風に揺られ移ろう 自由なあの空へと

言葉もやがて涸れ果て 失われてゆく
嘘と真実はひとつになる


この身体がこの心が誰かの未来を救えるなら
願いを叶えるために向かおう
夜が閉ざす扉の前 置き去りにした希望


月明かり照らし出す荒野の一輪花
風の調べ 遠く 言葉を紡ぐ
星空に包まれて ただ一人移ろう
熱を冷ましたこの痛みを抱いてゆく

差し伸べた掌に 人々の想いが
信じ合えるのなら信じていたいと
月を浮かべた雫 また一人流した
光溢れるこの世界で歩き続けよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『月の雫』(仮)

元:LIMさんの9/30までの曲に作詞したもの

閲覧数:234

投稿日:2013/12/11 20:46:20

文字数:381文字

カテゴリ:歌詞

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  • LIM

    LIM

    ご意見・ご感想

    この度は拙曲「Howling」の歌詞募集へのご応募、本当にありがとうございました。
    残念ながら今回は別の方の歌詞を採用しましたが、感想をということで、今後に活かせるように率直な感想を述べます。


    ①ストーリー(個人解釈)について
    荒野・砂漠の中、皆の希望を背負い旅をしている青年の姿が目に浮かびました。(想像と違っていたらごめんなさい;)
    情景のイメージとは異なりますが、立場としてはもの○け姫の主人公ア●タカさんみたいなかんじです。

    旅の目的は希望を手に入れるためだと思うのですが、なぜ旅に出なければいけなかったのかが掴み取れませんでした。おそらく、「信じる」や「この痛みが疼かないように」という言葉が鍵ではないかと思います。
    旅に出た理由について具体性のある言葉で上手く表現できればさらに良くなると思います。


    ②言葉選びについて
    非常に良いと思います。特に「月が浮かべた雫」という一節。一見叙景的表現にも見えますが、『雫』は『涙』とも解釈でき、叙情的にも解釈することができます。美しい言葉を上手に使えていると思います。


    ③発話性(音・リズム)について
    音の抑揚と歌詞の単語・節を合わせた構成にできるとなお良かったと思います。
    例えばBメロのサビ手前の2音に関して…

    「夢と現実は交わら(ない)」

    の「ない」が該当しますが、このときの音程の高さが、サビの一番高い音と同じになっています。私個人としては、この最後の2音だけで構成できる独立した単語を選ぶことができると良いと思いました。Mooさんの場合「交わらない」で1つの構成になっています。

    「その名も知らず抱きしめた(まま)」

    こちらは今回採用したプラナリヤさんの歌詞(Bメロ最後)です。この場合、「抱きしめた」と「まま」で分解でき、サビ直前の盛り上がりをしっかり繋ぐことができます。ただ、これは私の主観による偏見が大きい部分なので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。


    以上①~③について述べました。
    今後のMooさんの力になれれば幸いです。

    2013/10/18 22:59:57

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