【VOCALOID5.kaori】森の娘【民族調オリジナル】
森の娘
遠い町を夢見て
今日も森で薪を拾い
川で身を清めては
細い小路をたどる
古い古い祭壇の奥の
神の殻を護り続けてる
目覚めの刻は来たり
骸は嘲笑う迫る滅びに
騙されていたのだ
父祖のその前から
階に頽れた少女は旅立つ
山を下り見た町は
崩壊の兆しを浴びて
憧れてた景色は
くすんで色あせてた
ぽつりぽつり落ちる雫は
昏い宿命予感させるけど
再会の刻は来たり
骸は慄く迫る滅びに
覚悟を決めたのだ
両の目を開いて
小さな灯抱き少女は立ち向かう
根付いた罪の意識は
冷たい体をなお竦ませる
身を擲つその時に
思い出されるのは――
神樹の加護は成れり
始まりの懐かしい気配が
我らは汝(なれ)を望む
生きよ森の娘よ
長き旅を終えた子は
森へと還らん
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想