どうにも深い不快場所(とこ） に堕ちてしまいまして

出口はどこにも見つからないようだ

どうにも暗いｃｒｙ 逃げ方がわかりません

どなたもいませんで独りぼっち

もがけば足掻くほどからみつき沈んでいくなら
『問題ない』と呟き息を殺して


必死になってのばした手は僅かに届かず
飲み込む前に咽せ返って過呼吸のまま
遠く響く銃声にかき消された叫びは
今、君へ捧ぐ 最愛のことば



いまだに弱い齢15の私には

受け入れ理解するなんてできないんだ


『助けて』と叫んでも掻き消され聞こえないなら
大丈夫と笑った君を殺して



霞む視界のばした手はまだ君を掴めず
吐き出せずに詰め込むたび混じる嗚咽
錆びれ朽ちた言葉は意味などなくして

君はどこに？

必死になってのばした手は僅かに届かず
飲み込む前に咽せ返って過呼吸のまま
溢れすぎた想いは音をたて消えてく
今、君へ向ける 最哀のラスト
この手で放って さよならを告げる



君の声を私の声が追いかけてる繰り返してく

終わりのない一瞬だけ奏でている 泡沫のカノン