世界の終わりが明日来るとしたら
ボクとキミは一体どうするんだろうね?

鯨が岸辺に迷いこんできたら
それは災いの合図だって
一頭だけさみしげにやってくるという
何かの本で読んだんだよ

深い海の中から座礁するように
仲間の声も遠くなる
もう戻れない

本当はただ愛がほしくて彷徨うだけの
災いなんか起こすつもりはないだろう
愛する人の声が陸(おか)から聞こえて
思わず引き寄せられた干潮のとき 導かれて
まるでマーメイドみたいなお伽話 信じてる
悲しすぎるラブストーリー

共感しているボクを見つめるキミ
可哀想だなんて思わないで
例えばの話 キミが呼んでくれたら
どこへだって泳いでいくから

それに今ボクのそばにはキミがいて
ガラス細工みたい
繊細に見てくれる

ボクはその眼差しがあたたかく感じられていて
どんな場所でもそれを受け止めているから
たとえひとりきりでも 砂漠の真ん中でも
水を得たように思える オアシスみたいだね
いつでもボクを癒やしてくれる
ひとしずく 口にする キミの想いぎゅっと抱いて

昨日ニュースで言ってた
「鯨が打ち上げられた」
愛に飢えて息絶えた生き物 泣いてたって
信じたくないけど 気持ちはざわめきだす
世界の終わりが明日やってくるとしたなら?
亡くした愛の辛さ その身から放つように
この世界を終わらせてしまうかもしれないよね
思いたくはないけど
そうしたら ボクたちは 一体どうなってしまうの?

明日無事に朝迎えたら
陸(おか)に消えた愛祈ろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

世界のおわりのあいのうた

ご依頼により書いたものです

閲覧数:115

投稿日:2015/01/02 20:26:07

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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