緋い涙は誰の涙?
彼女は嗤うの。
知らない…知らない…
またメカクシ。
楽しげな笑い声に
耳を塞いだの。
わかっていた。知っていた。
論理パズルのように。
ピースは当てはまった。

投げ捨てた自由意思
存在意識の相対論
あなたはなにをもとめたの?
それは彼女(蛇)にもわからない。
歌ってたって変わらないし
奪ってたって同じ事だし。
この手に何も残らない。

視得た未来のその先は
一人ではなかった彼女
最後の私はひとりきり。
世界を呪う歌を歌う。
さよならの分かれ道
境界線と花吹雪
その先の未来は幻想寓話
気付きなさい。

彼女は喰らう。
無頓着に。


予定調和のその世界は
満たされない。
音色はそのままに
あの子は歌い続ける。

苛まれた罪は蜜の味
闇夜に歌うは銀翼
魔女はそれを許さずに
ゆっくりと呪いをかける

どうしてこうなったのか。
冷たいその夜の奥
真っ赤に熟れた禁忌(かじつ)
まだ食べてはダメと
蛇は嗤う

最後の呪いはもうかけた。
制約に誓約を。
呪いを強く固定する
暗黙の境界(ことわり)

さぁどうぞあなたの知る
彼女を縛る魔女の私
意味は教えない。
全てに絶望なさい。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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  • オリジナルライセンス

絶望姫アスタリカ

絶望に喚起(歓喜)せよ。

閲覧数:109

投稿日:2015/03/18 11:31:13

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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