冷たい風が頬を撫でる 真夜中過ぎの星空
積もる雪が煌いて 思わず仰ぎ見た
「綺麗だね」という声がして
冷え切った指先に伝わる温もり
振り返ればはにかんだ笑顔がそこにあった
ただ輝く星空はどこまでも澄んだままで
空に描いた夢も希望も未来図さえも
果てしなく広がっていく
けれどそれはもう儚く散った幻
冷たい風が頬を撫でる 真夜中過ぎの星空
欠けた月が輝いて 思わず手を伸ばした
頭の中に響いた声
冷え切った指先はさらに凍えて
もう届かない思い出の海に沈んでいくだけ
ただ輝く星空は変わらずに澄んだままで
もう会うこともないと泣き笑いした自分に
大丈夫と、そう告げて
崩れた夢を宝箱に仕舞う
ありがとう、と一言呟く
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