深い水の底
誰かの言葉が潰れていく
現実感のない痛みは棘になって残っている

頭上の色が何処かに重なったようで
理由も言えない
ここじゃ涙の形さえも見えずに

染められないまま見上げた 空擬きの月
それはもう僕みたいだった
波に揺れる
こんな夜は消えたいだけ
分かってくれないか
今日も揺蕩うままに思い出を探すのだ

浅い夢の中
深海にはそっと花が咲いた
覚めた目で描いた
貴方だけを忘れた僕がいる

歌っていたんだ 何億年前から
言葉はきっとここじゃ
誰に聴こえるはずもないのに

思い出せないまま見上げた 星たちの欠片
それはもう夢幻のように
闇に溶ける
こんな夜を消したいだけ
分かってくれ
泣いた今日も唄歌うままに
夏空を探すのだ

心の重さを知らずに
海の月は舞う
世界の底に咲いていた
夢を見ている

こんな唄に意味はないさ
笑ってくれないか どうか
死ねないだけの僕の唄を

染められないまま見上げた 空擬きの月
それはもう僕みたいだった
波に揺れる
こんな夜は消えたいだけ
分かってくれないか
今日も揺蕩うままに思い出を探すのだ
そうだ 唄歌うままに夏空を探すのだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ジェリーフィッシュと空擬き

閲覧数:316

投稿日:2019/12/25 18:15:28

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

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