○玉響揺らぐ誰かの想いは
満ちれど欠けれど蕾をつけて
命短し恋せよ乙女と
らったったったった まるで乱れ咲き
●恋い焦がれては止まれども
消えゆく影すら知らぬまま
駆け抜ける疾風 届くまで
◎はら、はらひらり はらり
●泡沫消える夜風に吹かれて
啄ばむ花びら両手に抱いて
花は短し舞い散る乙女に
らったったったった いずれ狂い啼き
○薄紅色に染まるなら
色褪せぬように手折りましょう
罪に色付いてしまうまで
◎はら、はらひらり はらり
○運命を捨てて奏でよとは
夢々望まないでしょう
叶わぬ貴方を待ちわびて
一片、月に浮かぶ
◎染めるは桜色 口遊む嘘を湛えたなら
散りゆく熱に侵された名もない愛で魅せましょう
遥かに綻んで繰り返すだけの恋しさなら
誰かの託した涙で 桜の花を咲かせましょう
○さざめき遠く瞼に描いて
数えた名残は移ろい巡る
恋は短し愛せよ乙女と
らったったったった いつか狂い咲き
○彷徨う糸を手繰るなら
数多の願いを捧げましょう
儚く吹雪と消えるまで
◎はら、はらひらり はらり
●待てど止まない雨に濡れて
揺蕩う香りはあてもなく
望まぬ貴女を慰めて
一輪、夢に誘う
◎染まるは恋化粧 囁く風が頬を撫でたら
宵待ちの空飛び込んで刹那の音を奏でましょう
叫ぶはひたすらに蘇るための愛しさなら
密かに溶かした言葉で 桜の花を咲かせましょう
○ふわり、咲き誇る花 乙女は きっと花ごころ
●ゆらり、舞い踊る声 散華は そっとささめごと
◎染めるは桜色 口遊む嘘を湛えたなら
散りゆく熱に侵された名もない愛で魅せましょう
遥かに綻んで繰り返すだけの恋しさなら
微かに交わした吐息で 桜の花を咲かせましょう
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