寄り添うだけで　高鳴るこころ
この永遠（とき）が続けばいい　そう願ってた
でも伝えたら　終わる気がして
壊れそうな想いに　胸の奥　鍵をかけた

いつもあなたを　早足で追いかけてた
でも長い影は　踏もうとするたび　ふわり逃げて

　背伸びして　それでも届かなくて
　スネながら見上げた　あなたの顔
　夕陽のように　眩しかった
　「サヨナラ」のその日を　知らないまま
　優しさに甘えていれるうちに
　最初のキス　すればよかったな　あたたかい手に

閉じ込めたまま　鍵を失くして
壊れかけた想いが　後悔に変わっていく

いつかあなたを　思い出せなくなるのかな
あの日見た景色　あの日聴いた歌　すべて消えて

　もう二度と目覚めない　その瞼と
　何ひとつ語らない　その唇
　震える指先でなぞった
　「好きだよ」のひとこと　言えないまま
　「サヨナラ」を　無言で言われるなら
　最後に　キスすればよかったな　冷たい頬に


　あの頃と変わらず　伸びる影も
　今はもう　ひとりのままだけれど
　瞳（め）を閉じれば　どんな時も
　感じてる　あなたをすぐ隣に
　100年先　あなたとまた逢えたら
　最初のキス　するから　お願い　待ってていてね