半透明と冷たい雨
白く冷たい街の中で
僕は悲しく歩いていた
隅っこで泣く誰かがいて
残した足跡見失っていた
ふと、見上げ止まる足に
浮き沈む、モノがひとつ
手を伸ばし掴もうとするけど
僕らはいつも無力で
霞む目を凝らして見てる
寂しさはもう慣れてしまったけど
虚空を見る僕の瞳は
ありふれた日常が映り
降り止まない冷たい雨が刺さる
I in the rain
今日も群衆に溶けこんで
色んなの孤独とすれ違っては
「ワタシハドコニモイマセン」と
鋭いナイフを向けられる
僕は僕になりきれずに
板についた自己防衛
僕はいったい何から逃げているの?
汚れていく僕の両手と
深まっていく僕の孤独を
透明な君は僕に言うよ
この街を歩く自分を
半透明な僕がすれ違う
降り止まない冷たい雨が刺さる
I am in the rain
汚れてたこの姿で
半透明で歩いて行こう
格好良くは見えないだろうけど
僕は僕になれたのかな?
胸張って歩けるかな?
降り止まない冷たい雨が刺さる
I am in the rain
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