朝霞に染む少女の住処 網の目模様の八角華楼
白亜の壁に緋色の絵の具 今日も薄明の中独り遊び
千代に八千代に待ち続け 積もる想いは六花のように
焦がれ焦がれ翔ぶ折鶴 蔓に絡み届かない
極彩色に揺る万華鏡 墨染め満月の夜に
柱廊行きて行き止まり 蜃気楼と毬つき遊び
夕霧にくゆる少女の住処 蜘蛛手格子塞く八角華楼
十重二十重に心隠し 積もる想いは六花のように
長雨眺め雨の拍子 遊糸に捕られ戻れない
硝子の釦おはじきにして 血染め牡丹背に刻み
その身を鎖し留み 紗綾の褥で綾取り遊び
虚舟の心で文を記し 虜囚の蝶は独り遊び
蝋燭灯して是非も知らず恋い焦がれて
そして
- 貴方にスクわれたい -
月を厭い陥る罠 絡む糸引くのは誰?
いつまでもいついつまでも 待ち続ける捕食(そ)の刻を
(よみ)
あさがすみにそむしょうじょのすみか あみのめもようのはっかくかろう
はくあのかべにひいろのえのぐ きょうもはくめいのなかひとりあそび
ちよにやちよにまちつづけ つもるおもいは(りっ)かのよに
こがれこがれとぶおりづる つるにからみとどかない
ごくさいしきにゆるまんげきょう すみぞめまんげつのよに
(ちゅう)ろうゆきてゆきどまり しんき(ろう)とまりつきあそび
ゆうぎりにくゆるしょうじょのすみか くもでごうしせくはっかくかろう
とえはたえにこころかくし つもるおもいは(りっ)かのよに
ながめながめあめのひょうし ゆうしにとられもどれない
がらすのぼたんおはじきにして ちぞめぼたんせにきざみ
そのみをさしとみ さあやのしとねであやとりあそび
きょしゅうのこころでふみをしるし りょ(しゅう)の(ちょう)はひとりあそび
(ろう)そくともしてぜひもしらずこいこがれて
そして
あなたにすくわれたい
つきをいといおちいるわな からむいとひくのはだれ?
いつまでもいついつまでも まちつづけるそのときを
孤蝶児戯抄
タイトルの「孤蝶」は誤字ではなくわざとです。
言葉遊びしすぎました。
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