また今年も 実りの季節になった
田も畑も おだやかに命かがやく

ただ黙って 土にまみれ汗に濡れ
日々静かに 吹く風に耳かたむけて

秋色に染まる里山は ひつじ雲がよく似合う
こがね色に波打つ 稲の海
蕎麦も咲いた
栗も実をつけた

このごろ夕陽見上げるたび 都会の君を思う
きれいな夢に追われながら 苦しく生きていないか?
笑顔を 忘れてないか?

   ♪~間奏

もう近々(ちかぢか) 祭りの準備に入る
また推されて お神楽の舞を舞うんだ

降るような村の星空は 昔どおり美しい
祭り太鼓 お神輿 川花火
浴衣姿 響く下駄の音

都会の自由すぎた日々は 僕には重荷だった
時には肩の力抜いて 故郷(こきょう)の景色見ないか?

ホームの人混みで 軽く別れたね
どこにもある話と強がって・・・
思えば 幼かった

このまま別の空眺めて 僕らは大人になる
時折り不意に痛む棘を 心に抱えたままで
笑顔に 隠しつづけて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

実りの季節に(落選詞)

せんむさんのピアノバラード、http://piapro.jp/t/YQWoにつけさせていただいた歌詞、2篇のうちのひとつ、青年篇です。

落選詞です。どなたか使っていただければ幸いです。

閲覧数:177

投稿日:2016/09/19 13:02:41

文字数:409文字

カテゴリ:歌詞

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