音すら立たせず、静かに大輪の花を落とし逝く。
香も主張せず、唯、唯、紅く緋く咲き誇り誰にも知られず雪と共に落ち行く…。
まるでそれは、運命に唯流されて、足掻きもせず受け入れている様。

落花-椿-

椿が運命に流され初めてからどれ程時が経つだろう。自分達の最期を知られたいと想い始めたのは…。只同じ様に流れ行く理を変えたいと感じ始めたのは…

特別に生まれた、奇跡の色合い。造り物の様に美しく、自然に溶け入る事無く、主張する、甘美な香が風に舞う。蒼く碧く咲き乱れる。まるで蒼龍の様に風と共に真っ青な空に溶け逝く。
まるでそれは、運命の連鎖を断ち切り、自由を手に入れた喜びの舞の様。

昇花-椿-


それは、今まで唯、落ち逝く事しか出来ずにいた椿達が魅せた幻の様な奇跡の光景。人々の記憶に、心に遺り、語り継がれていく想いの椿。

そう、まさに…謂うならばそれは「祈跡」

次に咲くのは、いつ、どこ、だれのまえ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

-椿-

季節感皆無ですが、昔にちょろっと2、3行書いてたモノを。意味不明ですみません。仕様です!←嘘っ!!

閲覧数:73

投稿日:2009/08/09 21:41:34

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

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