「何でもは知らないよ。知ってることだけ」と
あなたはアイツに微笑むの
実に、実に、幸せそうに
髪をかきあげたり、ノートの隅に絵を書いたり
幾一仕草が気になるの
実に、実に、困るほどに
あぁ、この気持ち、なんだろう
気になるなぁ
正直な所少し狂ってるくらい
だって
寝ても覚めてもあなたの笑顔が頭の中から離れない
どうでも良いよな話をしながら一緒に帰りたい
布団の中でぎゅってしながら朝まで過ごしたい
言葉にできないドキドキと
言葉にしたくないトキメキを
サンボマスターはこう言ってた
「世界はそいつを愛と呼ぶんだぜ」
「なんでもは知らないけど、◯◯◯◯のことは知っていたの」
なんてあなたはつぶやくの
実に、実に、幸せそに
逐一気になるあなたの中でも
一番気になる時はいつでも
あいつの話をしてる時
実に、実に、悔しいけど
あぁ、この気持ち
あなたに言えたらなぁ
そうすればきっと困ったように笑ってさ
「ありがとう」って答えをもらえて
そしたら僕は幸せなのかなぁ
「何でもは知らないよ。知ってることだけ」
つぶやくあなたは本当は
知っているだけの女の子
これからあなたは色々なことを経験するでしょう
髪とか切ったり恋に破れたり居場所ができたり
喜ぶこと怒ること哀しいこと楽しいこと
自分の目で見て言葉を紡いで歩んでいくのです
広がるセカイは果てなく広くて先が見えなくて
それでもあなたは歩みを止めず進んで行けるから
寂しいけれども布団の中に閉じ込めちゃいけない
やっぱ居場所は僕の隣じゃない
そんなことくらい知ってるさ
でも
湧き出る気持ちが止められない
出来ればあなたの側に居たい
同じ景色を眺めていたい
大事なあなたを守ってみたいのさ
だから愛するあなたの眼鏡になりたい
羽川翼の眼鏡になりたい
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