澄み落ちる
淀み忘れるほどに
朽ち渡る呼吸
見守ろう せめて

空に触れては
不意に浮かび上がるようで
大気閉ざせば
わたしを待つ排他、深淵

水木の縁で傍観遊び
「往かない」「還る」もう飽き足りた
重力 翻弄 時機と乱流
底に捧ぐ声は

恒く会えたとして交しはしない
どうして、と言いたげな
そんな目で見るのなら一層
云え、「探せ。」

果てに着いては
ふいにされた概念、と廃棄
壊せば
わたしに待つ敗退心性

静寂と警鐘
罅入っていく偽り 鳴り響くは
明けなる川の果て
理の狼狽う数多 終息の歌

清廉気取り 凝る錆色
「記らない」「熄える」いま告ぎ留めた
終着 混同 生きて還流
そこで聴いた 思い出せるあの、声。

疑り遭うとして隠しはしない
どうして、と言いたげな
そんな目でみるのなら いっそ
云え、「愛憎様。」

静寂と警鐘
閉め出す太陽の 指し示す様
明けなる川の果て
理にたゆたう芥 終息に歌

静寂と警鐘
罅入っていく偽り 鳴り響くは
明けなる川の果て
理の誘う彼方 終息の歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【コラボ】 アケルナル

完成版。

作・編曲:sgflさん(レイターP)
http://piapro.jp/sgfl

楽曲
http://piapro.jp/content/kqbfgnpkd1na7dtt


―――

送るだけの歌をどれだけ憎んでも、
流れから抜け出すなんて出来やしないのに?

流転の川に、セイレーンの歌。


閲覧数:473

投稿日:2010/08/19 18:59:36

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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