現実に現れていた幻に
グサリと虚をつかれ
揺れるほど乱してた水面の月
あの夜を思い出すわ

もう曖昧な想いはなくて
けれど幻覚はまだ消えなくて
捕らわれていた小鳥のように
震えていた

ふわり踊りひらひら舞うわ
狂う胡蝶乱舞魅せて
くるり廻る堕ちてく蝶に
私の面影見た

惜しみなく垂れ流す甘い蜜
香る虚しき恋路
惑わされ堕ちて行った
鮮やかな蝶
艶やかに舞い踊れよ

欠け始めてた水面の月が
また満ちるまで待たせるのかな
短い夜にサヨナラしたいから
夢に堕ちた

くらり堕ちた一夏の恋
甘い囁きに魅せられ
ちくり痛む心の傷の
理由をまだ知らずいた

暗い暗い真夜中の害路
薄く灯るキミの悪意
魅力的に見えたが最期
引き寄せられ燃え堕ちる命

枯れた華に響む空蝉
踠き抜け出せずに居るの
消える影に面影残し
一夏の恋も終わる

ふわり踊りひらひら舞うわ
狂う胡蝶乱舞魅せて
くるり廻る堕ちてく蝶に
私の面影見た

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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