そして月曜日

望まれない朝日が上る
今日もただ生かされるためだけの息を吸う
今走るこの痛み　痛み止めだけじゃ止まらない
不安だけが血液と共に流れていく循環する余すところなく
居場所だけ求めてたけど
そんなのなかった
そして月曜日

捧げたかった気持ちがあった
紛れもない純真に咲く花があったけど
でも邪魔をする痛み　抗鬱剤にも嫌われる
結果だけが全てだと信じ傷つけられ断罪する他でもない自己
愛だとか欲しかったのか
そうでもなかった
そして月曜日

忘れることができなかったの
何処にもないでも確かに浮かんだ煙のよう
ただ充満する痛み　傷心旅行へ出かけても
足跡を辿るよういつかどうでもよくなれるように刻みつけてた
消えていく筈だったのに
そうならなかった
そして月曜日

諦めきれず落ちてしまった
愛しい全てを両手に包んで守りたかった
でも溢れていく痛み　存在そのものを否定する
風化して奪われて零に頽れてく悪夢を視た瞼の裏で
英雄もいつか死ぬんだね
痛感しただけ
そして月曜日

掌が最後赤く染まった
一体全体静かにじわりと広がるように
ただ滲み出した痛み　体液より絶えずしつこくて
本当は苦しさに渇く喉を癒す水が欲しいだけだったのかな
喧しい人混みの中
気付いた気がした
そして月曜日

観念に脅迫される
恐れてた実感の伴わない対象が
濃く深くなる痛み　晴れようと晴れはしないだろう
恐慌と散乱と腐敗臭と認知焦点が定められてきた
墓場差す青い月光
暗くて眩しい
そして月曜日

思うままにやれずに騒ぐ
掻っ攫い搔き乱し撒き散らしさぁどうだ
あったのはそう痛み　掴めた代物はあったもの
漠々と空白が広いその奥には行き止まりも何も最初から
無かったんだ　永遠に虚無い
最期までシケてる
そして月曜日

仰いだ空　朝日が上る
繭の中眠るまだ出てこない君に告ぐ
瞳刺すその痛み　絶望では解釈不足
胸に落ちる重い異物に強制されいずれコントロールされてゆくのだろう
心ない心までも
それでもおめでとう
そして月曜日

ハッピーバースデー　オールライトフォーユー