雪の舞う空の下 マイナスの世界
死んだ世界の中で 私は生きる
雪のやまないこの場所は
私しかいないようで
この地に訪れる人は
今日も明日もいない
寂れた街はとうに深い雪の底
窓から見えるのは銀世界だけなの
過去の栄華もとうに無くしてしまった
いつかまたと夢を見て
雪の舞う空の下 凍り付く世界
死んだ世界の中で 何ができるのかな
答えなどずっと見つからないまま
私は今日も一人 雪を眺める
何もない部屋の中で
一人で輪舞曲(ロンド)を踊る
ご一緒してくれる人は
今日も明日もいない
シャンデリアの灯り 私を包んで
伸びる影は去年より長くなったかな?
静閑な世界がまた訪れたら
外の景色が輝く
雪の舞う空の下 変わりゆく世界
死んだ世界に月の光が照らすから
やがて時が経ち空が白んでは
東の方角から青が拡がる
太陽の光が窓に射し込み
光溢れる世界へ
雪がやむ空の下 融けてゆく世界
死んだ世界が今日で 終わりを告げるけど
探し続けてた答えなどなくて
いつかきっとこの手で見つけ出すんだ
晴れの空の下 春が来る世界
再び時が動き出したのだろう
なら私の未来もここでおしまいね
「さよなら」と呟いて 瞼を閉じる
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