水面にうつる月に　この手が届くことはないの
ゆらりゆらり身体は　水底へ沈んでゆくどこまでも

すべてが消え　何もかもが泡となって
静かに静かに　身体が溶けてゆく

私がいないことを　あなたは悲しんでくれるの？
側にいられるだけで　とても幸せだった　
夢のような毎日だった

あなたがいるのならば　足の痛みもかまわない
この声なくても　かまわなかった
後悔なんてしていない

優しい家族よ　帰れなくてごめんなさい
私は　愛を捨てきれない・・・

もしまた生まれ変わっても　私はあなたに恋をする
消える定めであろうとも　
この心あなたに　何度でも捧げましょう

ゆらりゆらり身体は　水底へ沈んでいくの
意識が消えていくの　この母なる海へ

水底から見える月は　とても遠くに感じるの
私とあなたのよう　どこまでも遠い
さようなら　愛しい人よ・・・