人混みで呼吸を止めて
狂人が紛れこんでる
皆は決して気づかなくて
青ざめてるのは僕だけ
美しい口元を見ると
呑み込まれてしまいそうだ
飛白の着物を纏った
まるで笑止千万の顔?
心臓を絞るように
影を追いかけて走っている
戦慄の始まりの予感 ah...
パッと光った線弾の先
戦々恐々を合図にただ踊り出せ
故郷で砕けた思い
水に濡れて風で張り裂ける
「条」と「体」を合体させて
周章狼狽の顔で泣いているの
また涙を集めて哀れみの剣を抜く
追いかけっこはいつぶりかな
迷える子が刻むコード
澄み渡った宇内の隅で
血の気が引くのは僕だけ
マントルピースを壊して
燃えさかった炎を浴びて
昔、老師が唱えていた
暗号を脳に擦り込み
嫌敵手を追い払い
道を掻き分けて進んでいく
歌舞伎座に鳴り響くうめき ah...
蹴つまづいた真の朝に
三球三振だって馬鹿げた踊りでも
両刀で断ち切るまでに
唄を歌い、血を探している
とんとん拍子の排撃終え
疾風瞑想だけど泣いているの
ベルを鳴らす捨て猫みたいな小さな序奏
静寂の空間に廻り
末法末世で君と盾を並べて
面妖な幻聴を後に
傷を舐めて夢の中にいる
「惨」が充満した空間で
声を枯らしながら泣いてるの
この闇に孤独で戦う「憂」を捨てた
パッと光った線弾の先
戦々恐々を合図にただ踊り出せ
故郷で砕けた思い
水に濡れて風で張り裂ける
「条」と「体」を合体させて
周章狼狽の顔で泣いているの
また涙を集めて哀れみの剣を抜く
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