昔々のお話　赤いフードを被った娘（こ）が

片手にリンゴを持ちまして　王国へと向かいます

お店で出会ったシンデレラ　破れた衣服を身に纏い

笑顔で赤ずきんにご挨拶

「可愛い笑顔ね　羨ましいわ」　そう告げお店を後にします

赤ずきんは王国を目指し、一歩二歩三歩と歩き出す

通りで見つけた　女王の像　名前は白雪姫と言うみたい

「怖い女王ね　恐ろしいわ」　そう告げ通りを後にします

トコトコと歩く赤ずきん　もう夕暮れ時みたい

早くお家に帰りたい　暖かいお家に

気が付くと路上で寝てました

お腹がとても空いたから　リンゴをむしゃむしゃ丸かじり

そんな、私をじっと見つめる女の子

ジュリエットって言うの？へぇ、可愛いじゃない

隣の男の子は　ロミオ君て言うの。　

彼女らはお祭りを見にきたみたい

・・・・・・・ん？お祭り？

私は早く用事を済ませて帰るの、別に気にしてないんだから

・・・今日は祭りがあるんだったわね？なら帰れないわね。困ったわ

内心嬉しそうな赤ずきん　なぜならお祭り初めてだから

夜までワクワク止まらず、はしゃぐ赤ずきん

王国の祭りはとても美しくて、ロミオとジュリエットと三人で

いろんな売店を回ります。

東洋からの品物「モチ」を片手に携えて　祭りを満喫赤ずきん

祭りはフィナーレを迎えて、ジュリエット達と別れる赤ずきん

帰宅帰路へ向かいます

笑顔と鬱憤が晴れまして　走って帰ります

ただいまと大声で玄関を開けると　

そこには、母が狼に食べられてました。