記憶のどこか 知らないはずの
もう一人の 自分が叫びたがって
雲の行方も わからないまま
懐かしさは 涙に変わってた
さらりと伸びた髪に
触れたいと思った瞬間
夢は途切れてしまう
優しい微笑みをくれた 貴方は誰?
黄昏の光のなかで
濡烏(ぬれがらす)の髪がなびく
貴方の笑顔 ちらつくたび
なぜか泣けてくるんだ
幼い少女の頃の
あるはずのない記憶たち
本当の自分 知りたくて
小さな手を伸ばすよ 空へと
昔と同じ 綺麗な声で
今日も君は 私に微笑みかける
理由はなにも わからないけど
君のことを 幸せにしたいよ
君と一緒に居たい
君のことを全部知りたい
「どうして、こんなにまで……?」
ふと過ぎる想いに胸が 苦しくなる
黄昏の光のなかで
なにもかもぶつけてくれる
君のことがただ愛(いと)しくて
思わず手を握った
溢れる涙 拭(ぬぐ)って
振り向いた君の笑顔は
青空のように眩しくて
そんな君の隣に居たいよ
黄昏の光のなかで
濡烏(ぬれがらす)の髪がなびく
貴方の笑顔 ちらつくたび
なぜか泣けてくるんだ
幼い少女の頃の
あるはずのない記憶たち
本当の自分 知りたくて
小さな手を伸ばすよ 空へと
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2022/08/09 16:06:13