霧の倫敦 ~少女の牛酪と葡萄酒~










白く煙った街並み 夜を塗りつぶして

平穏を隠す 淀んだ白が怖ろしい



鳴らない時計塔 眠りについた時間(とき)の中

石畳踏み鳴らして歩く 花売り子



少女は気付かない 背後に憑く闇に

そして怪人は ナイフを手に取って





白い牛酪(バター)にくちづけ [痛み襲う]

身体滴る葡萄酒(ワイン) [緋色]


切り刻み 切っ先 胎盤の元へ


悲鳴も霧に溶けて [届かずに]

牛酪(バター)に存在刻む [ナイフ]


振りかざし 一部を手土産に 次の夜……





暗く沈んだ街並み 誰も息殺して

怯えて家路急ぐ 花売り子たち



霧に潜んだ 怪人の黒い猟奇

新たな葡萄酒(ワイン)求め 徘徊する狂気



少女は気付いた 捕食者の本能に

そして駆け出した 石畳を蹴って





狂気が後をつける [霧の中]

顔に嘲り浮かべ [嘲笑]


走れども迷い込む 戯曲の中へと


総ては彼の手の中 [帰れずに]

少女は霧に迷う [喉を]


掻き切って 啜ったら 牛酪(バター)はお好きに 嗚呼……










ライセンス

  • 非営利目的に限ります

霧の倫敦 ~少女の牛酪と葡萄酒~

楽曲投稿用の詞です。

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投稿日:2009/02/15 15:55:14

文字数:514文字

カテゴリ:歌詞

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