昔、昔、遠い昔
一匹の変わった恐竜が
食べた骨を一つ一つ
組み合わせ 誰もが見たことの無い
骨のオブジェを創りました

魚のヒレと鳥の羽根を
併せ持ち空を飛び海を泳ぎまわる
そんな願望が表れてました

夢は叶わず運命が
訪れる最期(とき)が迫ってきます
骨のオブジェと変わり者は
何気ない日常を過ごしています

今こうして歌う私のように

遂に空を赤い光が
包んで 彼らの楽園は
そっと門を閉じるのです

そして 時は流れてゆき
一人の物好きな学者が「おや?」と
埋まる骨を一つ一つ
組み合わせ 誰もが見たことの無い
恐竜の化石を掘り出しました

魚のヒレと鳥の羽根を
併せ持ち空を飛び海を泳ぎまわる
そんな生態を表してました

これは世紀の大発見と
世界中 にわかに騒ぎ始め
博物館に持ち運ばれて
忙しない毎日を送っています

今こうして眺める私の傍で

あの日と同じ赤い光が
包んで 我らの楽園は
そっと幕を下ろすのです

私がもしも化石になって
幾千年の世紀を越えて
再び陽射しを浴びるのならば
掘り出す者はどんな像(すがた)を
浮かべるのでしょうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

バプティスティナ物語 歌詞

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23630578で公開している曲の歌詞です

閲覧数:272

投稿日:2014/06/08 17:08:17

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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