「砕月酒宴祭」
月夜に集いし我ら 櫓(やぐら)を組みて思うは
山の神への願いと 海の神への祈りと
焚き火を囲む輩(ともがら) 火影揺らす風の音
歪む景色の裏側 愉悦の時が過ぎゆく
たなびく雲の上に佇める 砕けゆく月を見上げては
杯交わす宵の宴は終わりなき時の歌
たなびく雲の上に佇める 砕けゆく月を見上げては
森の囁き 海神(わたつみ)の聲(こえ) 消え去りゆく時の歌
明日こそ死に往かば今宵の宴
堕ちてゆく空 流れゆく星
この世の終わりかくと見届け 天ノ原まで導け
諸行無常の理 命を喰らひて知りぬ
弱き者こそ尊べ 輪廻の詩を囀る(さえずる)
明日こそ死に往かば今宵の宴
堕ちてゆく空 流れゆく星
この世の終わりかくと見届け 天ノ原まで導け
流れる雲の上に佇める 砕けゆく月を見上げては
杯交わす宵の宴は終わりなき時の歌
産まれゆく者たちの悦びも 死んでゆく者の輝きも
祇園精舎 盛者必衰 今はただ酒を飲め
明日こそ死に往かば今宵の宴
堕ちてゆく空 流れゆく星
この世の終わりかくと見届け 天ノ原まで導け
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