さすらってる人を見つめる歌。多分。

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何度も何度もつまづいて　膝をついて砂埃にまみれている
地面から見上げた空は遠くて　まだここに居る自分を
今　見つめているのは誰？

　＋

ある晴れた日　思い立って旅に出た
知らないものは無いかと　軽い気持ちで
けれど何時からか　何処を見ても同じに見えて

流れていく景色は　まるでモノクロームの写真
流れる雲　知らない街
続く野山　知らない人
吹き抜ける風

目の前の景色は流れ行くのに
自分はただ　立っているだけのようで
走り出して叫んだ

何度も何度もつまづいて　膝をついて砂埃にまみれている
地面から見上げた空は遠くて　まだここに居る自分を
今　見つめているのは誰？

　＋

ある雨の日　仕方なく休んだ
何処も同じだとばかりに　重い気持ちで
雨のスクリーン　別の世界が映りはじめる

止まっている景色は　雨に濡れ色を含み
静かな日　知らない街
落ちる滴　知らない人
やがて架かる　虹

目の前の景色は止まっているのに
全ては存在し　息をしている
涙流し　叫んだ

何度も何度も俯いて　瞳閉じて涙雨に打たれている
涙から見上げた想いは遠くて　まだここに居る自分を
今　見つめているのは誰？

　＋

君が旅立ってから　此処は変わらず在ります
君が忘れてしまっても　君が帰れなくなっても
君の無くせない　心の中に

　＋

何度も何度もつまづいて　膝をついて砂埃にまみれている
地面から見上げた空は遠くて　まだここに居る自分を
今　見つめているのは
そう　何度も何度も俯いて　瞳閉じて涙雨に打たれている
涙から見上げた想いは遠くて　まだここに居る自分を
ずっと　君だけが忘れない願いが

君の本当の旅立ちを　待っている