「枕許の虚勢」



歩くのに飽きた
僕は夢を集めた
干涸びた世界とくちづけを交わすんだ

哀悼の前に
彼は最初の海で
才能を撒いた
この国に希望はない


嗚呼 冷たいドアを
ノックする
ノックする
ノックする
嗚呼 潰れた雨の
ステップ ダウン
ステップ ダウン
ステップ ダウン


部屋の明かりは
少しだけ点いたまま
夜もすがら僕は
歩くのを嫌っていた

煙草屋の壁に
彼は天使を描いた
0.9の6乗
僕は忘れられていた


嗚呼 冷たいドアを
ノックする
ノックする
ノックする
嗚呼 潰れた雨の
ステップ ダウン
ステップ ダウン
ステップ ダウン

死にたくなるくらい窓の向こうの総ての何かに煙たがられていることに気付いたのさ

もう祈りは込めず
灰色の音を吐く
ソーダの泡で街が震えるから

明日は カーテンを開けよう


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  • 非営利目的に限ります
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枕許の虚勢

閲覧数:54

投稿日:2011/01/30 15:28:19

文字数:370文字

カテゴリ:歌詞

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